三島誠二は夢を見ていた。
何かと自分を目の敵にしていた教師、佐藤が学校の廊下で
少女を陵辱している夢。
誠二は少女を救おうとしたが逆に佐藤に襲われてしまう。
それを救ったのは巫女の格好をした謎の少女。
夢から覚め、登校してみると学校は騒然としていた。
何でも見たことの無い抜け殻が、学校の旧倉庫で発見されたのだと言う。
やがて授業が始まる。
一時間目、二時間目が終わり休み時間、 友人の沙紀が
佐藤に呼び出された。
すぐに済む用事だと言う。
三時間目四時間目、沙紀は帰ってこなかった。
そして昼休み、今度は隣のクラスに居る筈の、
主人公の友人であり沙紀の親友でもある由梨が居ないと言う。
早退でもしたのだろうか。
しかし、靴箱には靴が残されたままだった。
やがて全ての授業が終わり放課後になった。
未だ二人は戻らない。
そこに沙紀の妹未来が姉を迎えにやって来た。
誠二は未来と共に校内を探したが、沙紀も由梨も見つからない。
その内に共に探していた未来までもが居なくなってしまった。
朝に見た不吉な夢、旧倉庫で見つかった奇妙な抜け殻、
靴を残したまま居なくなった二人と姉を迎えに来た未来の失踪。
確信は無かったものの、誠二の心にはある一人の人物が浮かんでいた。
佐藤。
誠二は少女達を探し出すべく、行動を起こしたのだった。